父を送った話 3

父を送った話 2 の続きです。
寝ている父の顔があまりにも穏やかだったこと、
顔を見に来てくれる人たちの言葉も
自分の記憶の中の父親とは
あまりにもかけ離れていたので、妹は混乱していました。
赤ずきん姉妹

そうやんねー。
ここ数年の父のこと、知らないもんね…
近くに引っ越して来てからの父は
以前の父とは違っていたこと、
施設に入ってから、さらに変わったこと、
私も知らなかったことがいっぱいあったことを
少しずつ話ました。
妹の父の話をする赤ずきん
「子供の頃さー。一緒に出かけたら
必ず誰かが泣いて帰ってきたやん?」
子供の頃の思い出を語る妹
そうそう、そんなでした…
上の妹は、私が居ないと、
父とは一緒に出かけなかった…
「なんの時だったか家族写真も
頭に包帯をぐるぐる巻きにしてたりして。
怖かったもん」
子供の頃の思い出を語る妹
その写真、父のマンションを
片付けた時に出て来たわ…
酔っ払ってどこかで喧嘩して
怪我して帰ってきたやつ…
小さい子供から見たら
怖いよね…母からはサポートの言葉もないし。
当時「家族が大事」とか、私には、
ピンと来てなかった。
今でも、どこか、そうかもしれない…
娘は大事だけれど。
何かいびつな家庭だった。
上の妹は、自分ばっかり
怒られてるって思ってたらしくて
前に骨折で入院した時にさー。
『なんで私ばっかり怒られたん?』
ってきいたら…」
上の妹
「え?一番言いやすかったから」
ふざけてる父
…は?
「なんじゃそりゃ!!」
なんじゃそりゃ!
父の悪ふざけだと思うけど、
解りにくいわ!
でも後で、妹に「ずっと怖かった」って言われて
ショック受けてたなぁー…
「もう、ずっとトボけてるよね」
やっと表情が和らぐ
って、言った妹の表情は
柔らかいものに変わっていました。
続きます

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Comment

  1. カエル より:

    妹さんも柔らかい顔になれてよかったなぁ。
    今更だけど直接聞くと「え?」って思うこともあったり、
    人に聞くと全く違う印象だったり、、、
    親のことは知らないことが多いですよね。

  2. はへほ より:

    家族にでもならなければ出会うことのない組合せ、ってありますよね。それが家族として縁がつながる目的の1つでもあるのでは。それぞれがそれなりに何かを受け入れることが出来れば、家族になった目的が達成されるんでしょうね。私は家族のなかで異質ですから、そう思っています。目的は木っ端微塵に砕けていますけど(>_<)

  3. ねぇやん より:

    思いで話をすることが故人にとっては一番の供養と聞きます。良い思い出、悪い思い出、たくさんお話しちゃいましょう(*´ω`*)

  4. ぴーすけ君 より:

    昔のことを思い出の共有ですね。

  5. maki より:

    すぐに怒る人だったんだねー
    子供からしたら、それは怖いよね。。
    僕もね、自分の家族に「いびつな」という印象を持っているんですよ。
    円満な家族に憧れるけど、中から見たらそうでもないのかな…

  6. じゃが太郎 より:

    年を取って丸くなられたお父さん。
    穏やかなお顔で旅立ててよかった。
    妹さんがそんなお父さんに出会えなかったのは
    残念ですが、知ることが出来てよかった。
    天国で笑って再会できますね♬

  7. みんと より:

    はじめまして。 みんと…と申します。
    私も父を亡くした者です。
    私は現在40半ばですが、28才の時に父を亡くしました。 長女が2才になった翌月に。
    糖尿病を苦に自殺。 父は気が弱い人だったようです。
    私はDV 耐えなどからパニック障害になり、2人の子どもを結局引き取れなかったんですが…

    私もいつか、自分の家庭環境を穏やかに思い返せる日がくればいいなぁ

  8. AKAZUKIN より:

    いつもお付き合いいただきありがとうございます。

    親のことで妹たちと連絡とらない状態になってしまってたとはいえ、父の嫌な思い出しか残らないのは本人たちにとってどうなのかな…って思ってたので、いくらか妹の気持ちも軽くなって良かったな、と思いました。

    誰かを「嫌い」と思うのって変なパワーがいる・・
    ほんとは誰のことも嫌いになんてなりたくないし、仲良くできるのが一番いいのだけど、なかなかそういうわけにはいかないのが現実ですもんねー

  9. lamer より:

    お父様がお亡くなりになられましたか。
    別れは辛いですね。
    子供との関係でも父親は母親には敵いません。
    子供にとっては母親が一番大切。
    でも、父親も親の端くれだと思っています。
    でも、父親が子供を愛している事に変わりありません。
    殆どの何処か痛んだり苦しんだり無かった感じがします。
    穏やかに逝かれた様子を伺って幸せな人生を過ごされたとお察しいたします。
    心からお父様のご冥福をお祈りいたします。

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